人口に合わせるように看護師の数も都道府県によって大差があります。
住民の多さや医療施設の多さに対して、看護師がどれだけ充足しているかという指標は、ランキング形式で情報提供されるようになっており、誰でも参照することが可能です。
ただし、必ずしも都心になれば充足しているかというとそうではなく、地方の方がかえって充足率が高いことも稀にあります。
しかし、看護師が足りている地域と不足している地域とでは歴然とした差が生じてしまっていることから、各都道府県や市町村レベルで地域差を解決するための取り組みが行われてきています。
ただし、日本国内で見てみると、看護師の人材は需要に対して不足しており、それが顕著な地域ではいかにして看護師を獲得するかが大きな課題となっています。
しかし、ある2つの試みを行った地域ではそれが功を奏していると言います。
1つめは、看護師不足の地域の医療のレベルそのものを向上させるという取り組みです。
大病院に支援を行って、より高度な医療を推進できるようにすることで、キャリアアップを目指す看護師を他の地域から流入させようというのが狙いです。
そして2つめの取り組みは、支援制度の確率です。
特に復職や再就職を支援する制度は、都道府県や市町村が積極的に取り入れています。
看護師は女性が多いことから、育児を支援する形をとったり、ブランクを埋めるための研修を実施したりすることによって、1人でも多くの潜在看護師に現場復帰をしてもらおうという施策です。
このような取り組みが魅力になって、看護師の人口を増やしている地域もあるようですよ。